【西武】内海、プロ17年目で初の孤独トレ「正直、若い選手を構ってられる余裕はない」

引用元:スポーツ報知
【西武】内海、プロ17年目で初の孤独トレ「正直、若い選手を構ってられる余裕はない」

 西武の内海哲也投手(37)が8日、奄美大島で、プロ17年目で初となる“単独”自主トレを公開した。「とにかく1軍のマウンドに上がりたい。飛ばしすぎてもどうしようもないけれど、(シーズン)スタートから行きたいし(開幕ローテ入りを)目指してやっている」。FAの人的補償で巨人から移籍した昨季は、けがに苦しみ1軍登板を0で終えた。結果を残せなかった悔しさが、奮い立つ原動力になっている。

 勝負の年―。覚悟は行動となって表れた。巨人時代から多くの若手を連れて自主トレを行ってきた後輩思いの内海。だが、今年は初めて、単独での自主トレに踏み切った。「正直、若い選手を構ってられる余裕はないし、『今年がダメだったら』ってのも自分の中にある」。後輩を完全シャットアウトで背水の陣を敷いた。

 辻監督は、日米通算170勝の松坂と、通算133勝の内海を交互に先発させるツープラトン起用を構想する。内海は「そういっていただけるのはありがたいし、いい意味で監督を裏切られるように頑張るしかない」と語気を強めた。(森下 知玲)

 ◆内海の過去の自主トレ 3年目を迎える2006年から高橋尚成のグアムでの自主トレに帯同。10年からは自身が先頭に立ち、東野や金刃、山口鉄らを連れてグアムへ。“内海組”として、15年まではグアムで、16、17年は沖縄に場所を移し、大竹や今村にアドバイスを送った。18年から奄美大島で、今年は初めて単独での自主トレとなった。 報知新聞社