桃田賢斗選手が帰国…足取りスムーズ、眉間には縦に大きな傷

 遠征先のマレーシアで乗っていたワゴン車が追突事故を起こし、顔などを負傷したバドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗選手(25)(NTT東日本)が15日、成田空港着の便で帰国した。

 クアラルンプール近郊の病院に入院していた桃田選手は、同日朝の便で帰国の途につき、午後5時過ぎに成田空港に到着。患部の保護などのため、黒の野球帽に薄い色のサングラス、白いマスクを着用し、日本バドミントン協会関係者らの出迎えを受けた。

 到着ロビーでは多くの報道陣らが見守る中、リュックを背負い、ゆっくりながらもスムーズな足取りで出口へと向かった。落ち着いた表情だったが、眉間には縦に大きな傷が見られ、事故の衝撃をうかがわせた。今後、磁気共鳴画像装置(MRI)検査などを受ける予定で、治療の経過を踏まえ、3月中旬の全英オープンでの実戦復帰を目指す。