新型コロナ余波で桃田の代表合流プラン白紙 チームは海外転戦を決断

引用元:中日スポーツ
新型コロナ余波で桃田の代表合流プラン白紙 チームは海外転戦を決断

 バドミントンの全英オープン(11日開幕、バーミンガム)に向けて8日、日本代表が羽田空港から出国。朴柱奉ヘッドコーチが、1月のインドネシア遠征中の交通事故で右眼眼窩(がんか)底骨折の重傷を負った桃田賢斗(25)=NTT東日本=の代表合流プランが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて白紙となったことを明かした。

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 桃田は当初は全英オープン後、インド・オープン(24日開幕、ニューデリー)直前の国内合宿で合流する予定だった。だが世界で新型コロナウイルスの感染が拡がり、日本代表は他国への入国制限が厳しくなることを懸念。選手団は全英オープン後は帰国せずに海外ツアーを転戦することを決め、桃田が合流するはずだった国内合宿も消滅した。

 朴ヘッドコーチは桃田に7日に電話し、「とりあえず今は順を追ってステップ・バイ・ステップで、チームで練習してください」などと伝えたという。また中西洋介男子シングルスコーチをこの3日間、NTT東日本に派遣し、桃田の練習状況などを確認した。

 「これから長いので遠征中もコミュニケーションを取っていきましょう、という話もしました」と朴ヘッドコーチ。日本代表の海外転戦は4月末までを予定されており、桃田の代表合流は早くても5月以降となる見込みだ。