全英王者の遠藤&渡辺組、新型コロナで日程変更にも「いつでも100%力を出せる状態を作る」

引用元:スポーツ報知
全英王者の遠藤&渡辺組、新型コロナで日程変更にも「いつでも100%力を出せる状態を作る」

 バドミントンの全英OP(15日閉幕)男子ダブルスで日本勢初優勝を飾った遠藤大由(33)、渡辺勇大(22)組=日本ユニシス=が17日、羽田空港に帰国した。

 世界選手権より歴史が古く、今大会で110回目という伝統を誇る大会。決勝では世界ランク1位のギデオン、スカムルヨ組(インドネシア)を2―1で撃破し、東京五輪金メダル候補に名乗りを上げた。渡辺は「勝ちたいと思っていた大会のうちの一つ。最後までコートに立って、勝ったことを自信にしたい」とうなずいた。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、BWF(世界連盟)が来月12日までのツアー開催中断を決定。当初は4月末まで海外転戦を予定していた日本代表も、急きょ変更して帰国した。遠藤は「色々スケジュールが変わって大変だけど、ポジティブに考えて、しっかりトレーニングできる期間と考えて体を鍛えたい」。渡辺も「いつでも100%力を出せる状態を作ることが大事」と強調した。

 代表チームは来月12日から都内で合宿を行って再始動する。五輪自体の開催延期や中止、無観客試合も取りざたされる中、遠藤は「皆さんの前でプレーすることができれば一番だけど、どうなるか分からない。それ(決定)に従うしかない」。渡辺も「命の方が大切なので、決定に従いたい」と続けた。 報知新聞社