全英初優勝のフクヒロ帰国「やるべきことをやるだけ」/バドミントン

全英初優勝のフクヒロ帰国「やるべきことをやるだけ」/バドミントン

 バドミントンの全英オープン(英・バーミンガム)に出場した日本代表が17日、羽田空港に帰国した。

 男子ダブルスで日本勢初優勝を果たした遠藤大由(ひろゆき、33)、渡辺勇大(22)=日本ユニシス=組と、女子ダブルスで自身初優勝の福島由紀(26)、広田彩花(25)=アメリカンベイプ岐阜=組が金メダルを首に下げ、笑顔を浮かべた。

 一方で、世界バドミントン連盟(BWF)は13日に新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今大会後の16日から4月12日までの期間で開催予定だったワールドツアーの大会中断を発表。日本勢は当初、感染拡大に伴う渡航情勢を考慮し、海外での大会に出場できないリスクを避けるため4月下旬のアジア選手権(マニラ)が終わるまで日本に戻らない方針だったが、今大会後に急遽(きゅうきょ)帰国した。

 今後の東京五輪出場争いに関する措置については後日発表される予定で、(1)今大会でポイントレースの打ち切り(2)当初の予定通り4月28日付の世界ランキングで決める(3)6月中旬のインドネシアOPまで対象大会を含める。この3パターンが考えられるという。

 今後の見通しが立たないが、福島は「やるべきことをやるだけ。しっかり準備したい」と前を向いた。日本代表は約1週間の休養を経て4月12日からの代表合宿で再集合する。