引用元:スポーツ報知
2016年リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルス金メダルの高橋礼華(30)=日本ユニシス=が、今月末で現役引退することを明らかにした。1学年下の松友美佐紀(28)=同=は混合ダブルスに主戦場を移し、現役続行する意向を表明した。
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決して大柄ではないタカマツが優れていたのは、勝負勘です。一気に勝ちを取りにいく局面を、鋭く感じ取る嗅覚がありました。最終ゲーム16―19から、5連続得点で逆転勝ちしたリオ五輪決勝が好例です。私たちの時代は、五輪の金メダルは想像もできなかった。日本バドミントン界の歴史を、大きく変えてくれました。
五輪女王が身近にいることで、後進のフクヒロやナガマツが「タカマツに勝てば五輪チャンピオン」と目標を立てて成長できたのも大きい。東京五輪レースではタカマツは日本勢3番手でしたが、最後まで常に追われる存在だったと感じるし、高橋礼選手は十分戦った上での引退だと思います。2人には感謝と労(いたわ)りの言葉を贈りたいと思います。(92年バルセロナ五輪代表)報知新聞社