バド日本代表・桃田賢斗らがデンマークOP遠征を辞退 現地コロナ感染状況を懸念

バド日本代表・桃田賢斗らがデンマークOP遠征を辞退 現地コロナ感染状況を懸念

 日本バドミントン協会は2日、約7カ月ぶりの国際大会となるデンマーク・オープン(13~18日)について、男子シングルスの桃田賢斗(26)=NTT東日本、女子シングルスの山口茜(23)=再春館製薬所=ら15選手が辞退したことを発表し、「デンマークでの新型コロナウイルス感染症拡大の状況などから、辞退者が出た」と説明した。

 バドミントンの国際大会は3月の全英オープンを最後に中断しており、10月に予定されていた国別対抗団体戦トマス杯・ユーバー杯(デンマーク)も出場を見送る国が多いことから延期となった。日本協会としては、デンマーク・オープンから日本代表の海外派遣を再開することとしており、女子シングルスの奥原希望(太陽ホールディングス)、女子ダブルスの福島由紀、広田彩花組(丸杉Bluvic)、永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)らは出場予定。

 デンマークでは、新型コロナウイルスの1日の感染者数が9月23日に過去最多となる652人に達するなど、現地の感染拡大が懸念されている。外務省が発表している感染症危険レベルは4段階のうち「3」で、「渡航はやめてください」としている。