フクヒロ、3連覇ならず ナガマツとの頂上決戦で逆転負け「いつか借りを返せるように」

 ◇バドミントン全日本総合最終日(2019年12月1日 東京・駒沢体育館)

 女子ダブルス決勝では、世界ランキング2位の福島由紀(26)、広田彩花(25)組(アメリカンベイプ岐阜)と同3位の永原和可那(23)、松本麻佑(24)組(北都銀行)が激突。フクヒロはナガマツに1―2(21―10、15―21、8―21)の逆転負けで、3連覇はならなかった。

 最大2枠を巡るし烈な東京五輪選考レースで先行する2ペアの頂上決戦。第1ゲームを先取したフクヒロだが、初頂点を目指すナガマツの強打に押され、第2ゲーム7―4から5連続失点。パワーダウンし、形勢逆転した。

 福島は「向こうの方が優勝したい気持ちが強かった」と唇をかみ、「いつか借りを返せるように頑張りたい」と語った。広田も「チャンスがあった中で迷いが出てしまった。今後につなげていきたい」と必死に前を向いた。今月11日から世界ツアー上位8組が参加するツアー・ファイナルズ(中国・広州)で初頂点を目指す。