渡辺勇大、東野有紗組、2年連続決勝T前進 東野「1位通過で準決勝に」

引用元:スポーツ報知
渡辺勇大、東野有紗組、2年連続決勝T前進 東野「1位通過で準決勝に」

◆バドミントン ワールドツアーファイナル 第2日 ▽混合ダブルス第2戦 渡辺、東野2―1ジョーダン、オクタフィアンティ(12日、中国・広州)

 【広州(中国)12日=細野友司】1次リーグ第2戦で、混合ダブルスで世界ランク3位の渡辺勇大(22)、東野有紗(23)組=日本ユニシス=が、同5位のジョーダン、オクタフィアンティ組(インドネシア)を2―1で下し、2年連続の決勝トーナメント(T)進出へ前進した。女子ダブルスで世界2位の福島由紀(26)、広田彩花(25)組=アメリカンベイプ岐阜=は2連勝で決勝T進出。女子シングルスで世界3位の奥原希望(24)=太陽ホールディングス=も2連勝を飾った。

 粘って攻めて、勝ち切った。1―1の第3ゲームを6点差で危なげなく奪い、渡辺は「(相手のショットが)よく見えていると思うし、(空いた)スペースも見えている」とうなずいた。強打は丁寧に返し、相手コートの隙を正確に打ち抜いた。東野も「勇大くんのカバー力がすごい。コンビネーションもうまくできていると思う」と相方をねぎらった。

 11日の初戦は、過去1勝7敗だった世界ランク1位の鄭思維、黄雅瓊(中国)にストレート勝ち。渡辺は「打たせて、守って、勝ったというのが大きい」と自信を深めた。東京五輪では、5種目の中で最も早い7月31日にメダルマッチが行われるため、バドミントン日本勢表彰台1号へ期待が膨らむ。日本代表のジェレミー・ガン・コーチも「渡辺のカバー力は強いし、東野はネットプレーや(ショットの)バリエーションが豊富」と成長ぶりを評価している。

 13日の第3戦でファイザル、ウィジャヤ(インドネシア)組を破れば、自力での1次リーグ首位突破が決まる。東野は「1位通過で準決勝にいけるようにしたい」。昨年の4強を上回り、初優勝を目指す今大会。勝ち上がり方にもこだわって、無敗ロードを歩んでいく。 報知新聞社