S/Jリーグ 男子はトナミ運輸が4連覇を達成、女子は日本ユニシスが2年ぶり6度目V

引用元:THE ANSWER
S/Jリーグ 男子はトナミ運輸が4連覇を達成、女子は日本ユニシスが2年ぶり6度目V

 バドミントンの国内団体戦S/Jリーグは、22日に高岡市民体育館でトップ4トーナメントの最終日を迎え、男子はトナミ運輸が4連覇を達成し、女子は日本ユニシスが2年ぶり6度目の優勝を決めた。

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 トナミ運輸は、日本A代表の小林優吾が負傷欠場。小林のパートナーである保木卓朗が、シングルスで世界ランク10位の常山幹太と組んで第1ダブルスに出場し、勝利。シングルスでは西本拳太が、1-2で世界ランク1位の桃田賢斗に敗れたが、第2ダブルスで勝利し、2-1で4連覇を果たした。第2ダブルスに出場したのは、世界ランク3位の園田啓悟/嘉村健士。嘉村は右肩を痛めており、前日の準決勝も出場を見送っていたが「キャプテンとして最後は決めたかったし、出ないと勝てない。国際大会だけ出れば良いわけではないと思っている。会社の人の前で勝って恩返しができたし、両方やるべき大会だと思っている」と強行出場。夏過ぎから違和感を覚えていたというが、ハードスケジュールで休む間がなく、12月の全日本総合選手権で負傷。痛み止めの注射を打ってBWFワールドツアーファイナルズに臨んだが3戦全敗と精彩を欠いていた。この日もスマッシュや低い球を強く打つレシーブなどは打てないというほどの状態だったが、耐え抜いてチームにタイトルをもたらした。

 NTT東日本は、2年連続の準優勝。須賀隆弘監督は「優勝には届かなかったが、力はついている。シングルスの桃田は(1週間前に優勝した)BWFワールドツアーファイナルズの疲労もある中、身を粉にして戦ってくれた。私もチームも感謝している。第2ダブルスに出場した古賀輝/齋藤太一は、A代表に選出していただいたので、経験値を積めば勝負所の点の取り方が分かって来るはず」と総括。試合終了直後に苦痛の表情を浮かべた桃田については「大きなケガではなく、足がけいれんしたと聞いている」と話した。

 女子も優勝した日本ユニシスは、2つのダブルスを制した。第1ダブルスでは、2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華/松友美佐紀が、来季のA代表入りが内定している志田千陽/松山奈未に2-1の逆転で勝利。高橋は第2ゲーム途中で右足のもも裏を痛めたが、テーピングの処置でゲームを続行して勝ち切り「あんなに痛い思いをしたことはないくらいだったけど、団体戦の勝利は、個人戦の何倍も嬉しい。団体戦だったから頑張れた部分もある」と笑顔を見せた。シングルスは、高橋沙也加が山口茜との日本A代表対決に敗れたが、第2ダブルスで星千智/東野有紗が2-0で小野菜保/福本真恵七を破った。

 トップ4トーナメントは、男女とも5チームずつ2つのリーグに分かれて行うS/Jリーグの各リーグ上位2位が出場するプレーオフ。大会終了後には、リーグの表彰式が行われた。チーム成績、個人賞は、以下の通り。