桃田が快勝でマレーシアOPを制覇、東京五輪金に向け好発進

引用元:AFP=時事
桃田が快勝でマレーシアOPを制覇、東京五輪金に向け好発進

【AFP=時事】バドミントン、マレーシア・マスターズ(PERODUA Malaysia Masters 2020)は12日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードの桃田賢斗(Kento Momota)は24-22、21-11で第5シードのヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)に快勝し、優勝を飾った。

【写真】歓喜のガッツポーズを見せる桃田

 昨年、最多となる年間11勝を飾った桃田は、この勝利で今夏の東京五輪で金メダルを獲得するのではないかという信ぴょう性を高めた。

 現世界王者は報道陣に対し、2020年はより多くの成功を目指していると語った。

「この大会を前にしてコンディションは完璧ではなかったが、今週は集中していたし、落ち着いてプレーできた」

「自分が最強だとは思っていないが、去年(BWF)ワールドツアーファイナルズ(BWF World Tour Finals 2019)で優勝したこともあって、自信を持っている。攻めるとき守るときでいつ重点を置くかが分かっている」

 この試合を前にアクセルセンとの通算戦績を13勝1敗としていた桃田だったが、第1ゲームでは大きくリードを許す場面もあった。それでも冷静さを失わず、3度ゲームポイントを握られながらもアクセルセンにラケットフォールトがあったこともあり、桃田はこのゲームを先取。

 続く第2ゲームで桃田は積極的に攻めるアクセルセンを堅固な守備で封じ込み、54分で勝利を手にした。

 アクセルセンは「違う結果になっていたかもしれないが、桃田はフルセットマッチでは安定感を見せてきている」と語り、仮に開幕ゲームをものにしていたとしても、3ゲームでは桃田が勝っていただろうと振り返った。【翻訳編集】 AFPBB News