バド桃田賢斗 事故で鼻を骨折、唇付近を縫う 14日開幕の大会は出場せず

バド桃田賢斗 事故で鼻を骨折、唇付近を縫う 14日開幕の大会は出場せず

 マレーシアの首都クアラルンプール近郊で13日、バドミントンの男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)らを乗せたワゴン車が大型トラックと衝突し、ワゴン車の運転手が死亡、桃田らが負傷した。

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 日本バドミントン協会に入った連絡によると、桃田は病院で手当てを受けている。命に別条はないが、けがの程度は確認中。同協会は、14日開幕のインドネシアマスターズ2020について、桃田は下肢の炎症のためエントリーキャンセルしたと発表した。

 現地報道などによると、13日午前5時ごろ、桃田選手ら日本人3人を乗せたワゴン車が高速道路を移動中に事故が発生。他の日本人2人も負傷した。コーチの平山優さん、トレーナーの森本哲史さんとみられる。

 マレーシアの警察当局は、桃田は鼻の骨を折り、唇付近を縫うけがをしたと明らかにした。

 桃田は五輪イヤーの国際大会初戦となった、クアラルンプールでのマレーシア・マスターズでは、12日の男子シングルス決勝でビクトル・アクセルセン(デンマーク)を2―0で下し、優勝で飾っていた。昨年は、世界選手権2連覇を達成するなど、国際大会で史上最多の11勝を挙げ、東京五輪では男子シングルス初の金メダルが期待されている。