森喜朗会長 桃田の事故受け注意喚起「選手は宝」

森喜朗会長 桃田の事故受け注意喚起「選手は宝」

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日に都内で、大会前最後となる国内競技団体の代表者を集めての協議会を開いた。

 組織委の森喜朗会長(82)は、バドミントン男子の桃田賢斗(25=NTT東日本)が遠征先のマレーシアで交通事故に遭い負傷した件に触れ、「外国では選手が大量の荷物と一緒にバンに乗ることが多く、空港までスピードを出して突っ走るので、事故が起きることがこれまでもあった」と指摘。「老婆心、いや“老爺(や)心”ながら気になった」と断った上で、「金はかかるかもしれないが、やはり選手は宝。選手と荷物の車を分けるとか選手の座席位置を配慮するなど、現場にはきめ細やかな指導をお願いしたい」と注文をつけた。