ヤクルト奥川ネットピッチ再開へ「焦らずやりたい」

引用元:日刊スポーツ
ヤクルト奥川ネットピッチ再開へ「焦らずやりたい」

右肘炎症でノースローが続いていたヤクルトのドラフト1位奥川恭伸投手(18=星稜)が、3日からネットピッチ(短い距離でネットに投げる練習)を再開する。4日からの予定が、右肘の炎症が消えたことで1日前倒し。今後調整ペースが上がる可能性もある。

【写真】投内連係の合間に笑顔を見せるヤクルト奥川

奥川は2日、10分間のシャドーの他、バランスボール上で体の軸を意識して足を上げたり、バドミントンのラケットを振る練習を行い、15分の即席サイン会も開いた。再びボールを握ることについて「ずっと投げたかったのでうれしい。オーバーペースにならないように焦らずやりたい」と話した。

目下の悩みは大好きな魚を思う存分食べられないこと。「(3月初旬に)卒業式で石川に帰るのでいっぱい食べたい。それを楽しみに、モチベーションに頑張ってます」。援軍も現れた。同じ石川出身の大松2軍打撃コーチは「東京で同じものを食べようとすると相当な値段しますし、そういうものだと慣れてもらうしかない」と笑ったが、それ以外の面はアシストを約束。「プロは10歳以上離れた選手ともプレーするわけで、戸惑うこともあると思う。相談ならもちろんウエルカムです」。郷土の先輩の助けも得て、スター街道をまい進する。【千葉修宏】