桃田賢斗が練習再開へ 回復順調で前倒し、今後は通常メニューも

桃田賢斗が練習再開へ 回復順調で前倒し、今後は通常メニューも

 右目の眼窩(がんか)底骨折で手術を受けたバドミントン男子世界王者の桃田賢斗(25)が29日からチーム練習に復帰すると28日、所属のNTT東日本が発表した。今後はリハビリと並行して、ラケットを持った通常メニューも行う。8日の手術から練習再開まで1カ月程度かかると見られていたが、順調な回復ぶりを見せているといい、予定よりも前倒しでの復帰となる。

 桃田は1月に遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれ、顔面3カ所の裂傷や全身打撲などを負った。帰国直後に受けた全身の検査で当初は異常なしと診断された。

 だが、ラケットを持って練習を再開した2月4日の代表合宿で「シャトルが二重に見える」などと不調を訴えたため、再度、目の周辺の精密検査を受けたところ眼窩底骨折が判明。手術を受け、13日の退院後はジョギングなどの軽い運動を行っていた。

 全治までは3カ月程度と診断されているが、東京五輪の出場権獲得は既に確実にしている。