桃田が練習再開、シャトルを打つなど通常メニューこなす/バドミントン

 1月13日に遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれ、今月8日に右目眼窩(がんか)底骨折の手術を受けたバドミントン男子シングルスの桃田賢斗(25)が29日、所属するNTT東日本で練習を再開した。シャトルを打つなどの通常メニューをこなした。

 日本協会の銭谷欽治専務理事は、日本代表への合流時期などは未定とし「急がず慌てず、じっくり治しながらやってもらいたいと願っている」とした。銭谷氏は2月中旬、スイスでの世界連盟理事会で事故や桃田のけがの状態などを報告し、再発防止に向けたガイドラインの策定と保険、補償制度の整備を提言したことも明らかにした。

 世界ランキング1位で東京五輪出場が確実な桃田は2月3日から日本代表合宿に参加も、シャトルが二重に見える違和感があり、検査で骨折が判明。全治約3カ月の見通しと診断されているが、同27日に医師から復帰の許可が出た。今後もリハビリと並行しながら徐々に練習の強度を上げる。