フクヒロ 全英初Vから凱旋「少しでも元気付けられたら」

引用元:スポーツ報知
フクヒロ 全英初Vから凱旋「少しでも元気付けられたら」

 15日に閉幕したバドミントンの全英オープン女子ダブルスで初優勝した福島由紀(26)、広田彩花(25)組=アメリカンベイプ岐阜=が17日、羽田空港に帰国した。世界選手権3年連続銀メダルに終わっていたが、世界選手権より歴史の古い全英で初優勝。広田は「なかなか大きな大会で勝てずに悔しい思いをしてきた。壁を越えられたことはうれしい」と喜びを語った。この日発表の世界ランクは3位から2位に上がり、東京五輪出場をほぼ確実にしている。

【写真】優勝を決め歓喜のガッツポーズのフクヒロ

 世界的な新型コロナウイルス感染拡大をうけ、4月12日までに開催予定だった国際大会が中止となった。バドミントン日本代表も当初は海外で転戦し続ける予定だったが、変更して帰国した。福島は「大変な時期だけど、試合をできたことが幸せ。そこで少しでも元気付けられたらうれしい」と国内の状況を気遣った。広田も「ファンが応援してくれるからがんばれる。いいニュースを届けられた」と話した。

 今後は4月12日まで代表活動はない。予定通りなら国際大会の再開はアジア選手権(4月21日開幕・マニラ)だが開催が危ぶまれている。福島は「試合勘はどうなるのかな、というのはある。(試合の)イメージを持ちながらやりたい」と話した。 報知新聞社