バド日本代表 全英OPから帰国 男子複Vの遠藤「本当に勝ちたい大会だった」、渡辺は五輪開催危機に複雑

バド日本代表 全英OPから帰国 男子複Vの遠藤「本当に勝ちたい大会だった」、渡辺は五輪開催危機に複雑

 バドミントンの全英オープンに出場した日本代表選手団が17日、成田空港に帰国した。男子ダブルスで日本勢初優勝を達成した遠藤大由・渡辺勇大組(日本ユニシス)は、自身4度目の決勝で初めて頂点にたどり着いた遠藤が「本当に勝ちたい大会だったのでうれしく思っています」と感慨深げ。2年前の混合ダブルスに続く栄冠となった渡辺は「好きな大会の1つで毎年かなりの応援をいただく。思い切り勇気を背に受けて戦うことができました」と振り返った。

 新型コロナウイルスによる肺炎感染拡大の影響で五輪選考レースが中断となった。今後が不透明な状況に渡辺は「目指しているのは一番高いところ。金メダルを獲れるモチベーションとコンディションを常に保ちたい」と強調。その一方で五輪の開催自体が危ぶまれていることに「皆さんの前でプレーしたい気持ちはありますけど命の方が大切なので」と複雑な表情を見せた。

 女子ダブルスを制した福島由紀、広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)は主要大会で準優勝が続いていた中で悲願の初優勝。福島は「壁を1つ乗り越えられたのは凄くうれしかった」、広田も「2人で気持ちを入れてきた結果が優勝につながった」と笑顔を見せた。