バドミントン五輪代表選考レース打ち切り示唆 タカマツ連覇消滅も

バドミントン五輪代表選考レース打ち切り示唆 タカマツ連覇消滅も

 バドミントンの全英オープン(バーミンガム)に出場した日本代表が17日、羽田空港に帰国した。世界連盟の理事を兼ねる銭谷欽治・日本協会専務理事(67)は、4月28日付の世界ランキングで代表が決まる東京五輪選考レースが、全英を最後に打ち切られる可能性について「ゼロではない」と明かした。

 世界連盟は既に今後のワールドツアーの中断を発表。獲得ポイントの高いマレーシアOPなど、選考レース対象4大会の延期が模索されており、さらに代表争いの最終戦となるアジア選手権(4月21日開幕、フィリピン)の中止もアジア連盟が近日中に決断する見込み。今後の対象全大会の開催見通しが立たない状況だ。

 この日発表の五輪選考レース女子ダブルスのランキングは福島、広田組(アメリカンベイプ岐阜)が世界1位で永原、松本組(北都銀行)が3位。16年リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華(29)、松友美佐紀(28)組(日本ユニシス)は6位のため、選考レース打ち切りが決まれば、タカマツの五輪連覇は完全に消滅することになる。