健大高崎・戸丸秦吾 父の教え生き二塁送球1秒79

引用元:日刊スポーツ
健大高崎・戸丸秦吾 父の教え生き二塁送球1秒79

<ドラフト候補生全員!? 会いに行きます>

高崎健康福祉大高崎(群馬)のエース左腕・下慎之介投手(2年)を支えるのが、高崎ボーイズ時代からコンビを組む戸丸秦吾捕手(2年)だ。主将としてもチームを引っ張るが、神宮大会では、中京大中京(愛知)高橋宏斗投手の投球が強く印象に残った。決勝では2打席対戦し、遊ゴロ、二ゴロに抑えられた。「球に威力があった。うなる球を体験できたのは良かった。全国には、ああいう投手がいる。力をつけないと」と打撃を見直すきっかけをくれた。

二塁送球最速1秒79の肩が武器だ。社会人野球の投手だった父宏さん(54)の“英才教育”のおかげでもある。「腕を振るスポーツをやりなさい」と、小学生の時は、よくバドミントンで遊んでくれた。「ラケットを振り抜いた時、小指が上を向くと、シャトルがきれいに飛ぶ」と教えてくれた。実は野球のスローイングにつながる教えだったことに気がつき、驚いた。

昨秋は県3位から関東大会を勝ち上がり、神宮大会準V。センバツでは優勝候補にも挙げられた。夏、もっと強くなって甲子園に乗り込む。【古川真弥】