引用元：スポーツ報知
世界バドミントン連盟（ＢＷＦ）は２０日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、５月１６～２４日にデンマークで開催予定だった国・地域別対抗戦の男子トマス杯と女子ユーバー杯を８月１５～２３日に延期すると発表した。両大会は近年、隔年開催で日本は前回１８年大会で女子が３７年ぶり優勝、男子も準優勝していた。ＢＷＦのトーマス・ルンド事務局長は「全ての選手や関係者の健康と安全が最も重要だ」と談話を発表した。
両大会は、東京五輪に向けた重要な国際大会の一つ。当初は、１月に交通事故に巻き込まれて右眼窩（がんか）底骨折を負った男子シングルス世界ランキング１位の桃田賢斗（２５）＝ＮＴＴ東日本＝が実戦に復帰するタイミングとして、一つの目安となる大会だった。延期となったことで、格付けが高く五輪前哨戦の位置づけのインドネシアＯＰ（６月１６～２１日）などが新たな復帰戦の候補となるが、同国でも新型コロナウイルスの感染者が出ており、開催されるかは不透明なままだ。
〇…桃田は２１日、所属事務所の「ＵＤＮ ＳＰＯＲＴＳ」の公式インスタグラム上でファンと交流。約３０００人が視聴した「インスタライブ」に出演し、寄せられた質問に約２５分間答えた。相次ぐツアー日程変更にも「仕方ないと思うので、あまりネガティブにならずに、一日一日の練習を悔いがないようにこなせればいい。（けがから練習復帰して）楽しいですね。充実しています」とリラックスした表情を浮かべていた。 報知新聞社
