シャトル打ち&書道!西武・山川、自宅で自主練していた

シャトル打ち&書道!西武・山川、自宅で自主練していた

 西武は30日、メットライフドームで全体練習を4日ぶりに再開。山川穂高内野手(28)が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自宅待機していた28、29日にバドミントンのシャトルを使った打撃練習や特技の書道を行ったことを明かした。2年連続のパ・リーグ本塁打王は、自宅待機中の野球少年に向けて、練習法のアイデアや時間を有効に使うよう、アドバイスを送った。

 4日ぶりのグラウンドで快音を響かせた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、週末は自宅にこもっていた山川が、元気な姿を見せた。

 「久々にみんなで球場でやるのは楽しいですね」

 チームは先週末に首都圏で「不要不急の外出自粛要請」が出たことを受け28、29日は全体練習を取りやめ、自宅待機。練習環境が限られる中でも、主砲はバットを振り続けていた。

 自宅マンションのバルコニーで野球用に開発されたバドミントンのシャトルを打ち込み、「風があると則本さん(楽天)のスライダー、千賀(ソフトバンク)のフォークくらい変化する」と実戦を想定した練習を重ねたという。学校に行けない野球少年たちにも、「家の中でも外でもいい、新聞紙を丸めて打ってもいい。発想次第で何でも練習になる」と金言を送った。

 さらに普段はなかなか没頭できない特技の上達にも時間を使った。書道八段。これまでサンケイスポーツで何度もお手前を披露した主砲は、「不思議なもんで、あんなに嫌いだった書道もやっている。『永遠』という字には、書道のすべての要素がつまっている。皆さんもよかったら書いてみてください」とおすすめした。

 「コロナだから何もできないではなく、何かできるんじゃないかというのが大事」と山川。どんなときも向上心を忘れない-。3年連続本塁打王を狙う主砲は前だけを見ている。