園田啓悟・嘉村健士「広い体育館で練習できることは幸せです」

　バドミントンの男子ダブルス日本代表の園田啓悟・嘉村健士（ともに３０）組＝トナミ運輸＝が２日、地元の富山・高岡市で練習を公開した。全英オープンから３月１７日に帰国した後は、新型コロナウイルス感染予防のため、同３１日まで自宅待機。嘉村は「家にいるのはつらく、ストレスで体調がおかしくなった。広い体育館で練習できることは幸せです」と笑顔を見せた。

　世界ランキング４位で、東京五輪出場が有力だったが、国際大会の中止や延期のためランキングは凍結。世界バドミントン連盟から新たな出場条件は発表されていない。園田は「選考がどうなるのか、考えると正直つらい。難しいと思うが早く決まってほしい」と話す。

　今後、国内外の大会開催も不透明で、調整にも不安が残るが、嘉村は「ベテランでも成長できる。大会に合わせていきたい」と前向きに話した。（中田　康博） 報知新聞社