村田諒太、高校生にオンライン授業/BOX

 プロボクシングのWBA世界ミドル級王者の村田諒太(34)=帝拳=が、26日に全国の高校生や高校部活動指導者に向けたオンライン授業を行う。22日、「明日へのエールプロジェクト」PR事務局が発表した。

 「明日へのエールプロジェクト」とは、全国高等学校体育連盟(全国高体連)公式インターハイ(全国高校総合体育大会)応援サイトの『インハイ.tv』と全国高体連が、インターハイ全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からのエールを届けるプロジェクト。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年度のインターハイが中止となったことを受け、多くのアスリートらから全国の高校生たちを応援し、未来に向けて背中を押したいという声が上がっていたことから発足した。

 プロジェクトの第1弾として26日から、「オンラインエール授業」を実施。各競技のアスリートは困難を乗り越えた経験を交えて、今だからこそ伝えたい未来に向けてのメッセージを贈る。高校生らは今の思いや悩みを打ち明ける。授業の内容によって、各競技の主将、マネジャー、指導者らの参加を予定。第4回以降の授業は参加者を公募する。参加の申し込みは公式サイト(https://sportsbull.jp/inhightv/online-yell/about/)で受け付ける。

 第1回の講師役が村田。全国の高校ボクシング部主将ら40人がオンラインウェブ会議ツールのZoomを使用して参加する。村田は「多くの挫折を経験してきた自分だからこそ共感できる部分があり、自分の経験を伝えることで少しでも出来ることがあればと思い賛同させて頂きました」(原文ママ)とコメントした。授業の様子は『インハイ.tv』で生配信。視聴者もツイッターを利用して質問することができる。

 その後は、サッカー元日本代表GKの川口能活氏(44)、バレーボール元女子日本代表の大山加奈さん(35)、サッカー女子日本代表前監督の佐々木則夫氏(61)、バドミントン女子ダブルス日本代表の福島由紀(27)、広田彩花(25)=アメリカンベイプ岐阜=組らインターハイ全30競技の授業が行われる。