バドミントン、12月の全日本総合選手権は無観客開催へ

 日本バドミントン協会は2日、オンラインで評議員会、理事会を開催した。国内大会では9月のジャパン・オープン中止が発表されたが、取材に応じた銭谷欽治専務理事は12月の全日本総合選手権について「絶対やります」と明言。場所は東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で変わらず、新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客開催になるという。選手、スタッフのみの300人規模で簡素化される見通し。

 日本代表活動についてはコロナ禍で既に3度の強化合宿が中止となっているが、8月28日から東京・味の素ナショナルトレーニングセンターでの強化合宿を行う方向。現状は日本代表の朴柱奉ヘッドコーチらが各クラブを巡回して、選手の状況をチェックしているという。銭谷専務理事は「桃田(賢斗)や山口(茜)ら選手は、それぞれの所属で頑張ってもらうしかない」と語った。

 9月に再開されるはずのワールドツアーは、新型コロナウイルスの影響で9月の4大会が中止となった。10月3日開幕に予定されている世界国・地域別対抗戦の男子トマス杯、女子ユーバー杯(デンマーク)の代表選手派遣について、銭谷専務理事は渡航制限などを見極めた上で「(世界連盟が)やると決めたら派遣したい」と見通しを示した。