東京パラリンピック新競技日程を発表、五輪同様に曜日を合わせ同会場で

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、来年8月24日に開会するパラリンピックの詳細な競技日程を発表した。

 今年8月25日に開会予定だった大会は、新型コロナウイルスの世界的流行で五輪とともに1年延期に。来年8月24日に開会し、9月5日までの13日間で行われる。今回発表された競技日程は、五輪と同じく当初予定から1日ずらして曜日を合わせ、同会場で行われる。昨年12月に陸上女子100メートル・T52が除外されており、実施されるのは22競技539種目となる。

 暑さ対策でトライアスロンのスタート時間が午前6時30分と1時間前倒しされたことや、陸上の種目削除、テスト大会を通して運営上の見直しが行われたことなどを受けて、当初予定から実施順などが変更されたが、細かい修正にとどまった。

 開会式は8月24日、閉会式は9月5日の、いずれも午後8時から。競技は開会式翌日の25日に始まり、自転車競技・トラックの女子3000メートル追い抜き(C1-3)でメダル第一号が決まる。

 最初の日曜日の29日は期間中最多の63種目でメダルが決まる「ゴールデンサンデー」。新競技のテコンドーは8月2日、バドミントンは4日にパラリンピック史上初の金メダリストが誕生する。大会前半に270、後半に269の決勝が行われるなど、競技がバランス良く配置されている。

 すでに販売された観戦チケットは五輪と同じく有効。都合が合わないなどで払い戻しを希望する人には、秋以降にも受け付けを開始する。詳細は今後発表される。