タカマツペア高橋礼華が現役引退…リオでバドミントン史上初金メダル

引用元:スポーツ報知
タカマツペア高橋礼華が現役引退…リオでバドミントン史上初金メダル

 バドミントン女子ダブルスで2016年リオ五輪金メダリストの高橋礼華(30)=日本ユニシス=が、現役引退の意向を固めたことが17日、関係者の話で分かった。松友美佐紀(28)=同=とのペアで、日本のバドミントン史上初の五輪金メダルをもたらした。2連覇が懸かる東京五輪も出場を目指していたが、最大2枠を巡る代表争いのポイントレースで圏外となる日本勢3番手で、出場は厳しくなっていた。

 後衛での強打が武器の高橋礼は、宮城・聖ウルスラ学院英智高時代に前衛が巧みな1学年下の松友とペアを結成。14年10月には、現行の世界ランキング制度で全種目を通じて日本勢初の1位に上り詰めた。18年には日本代表主将として、国・地域別対抗戦のユーバー杯の37年ぶり世界一に貢献した。

 リオ五輪後は、17~19年世界選手権3大会連続銀メダルの福島由紀(27)、広田彩花(26)組=丸杉Bluvic=や、18~19年世界選手権2連覇の永原和可那(24)、松本麻佑(25)組=北都銀行=が台頭。新型コロナ禍で中断中の東京五輪ポイントレースも、この2組が日本勢トップ2を占める。レース対象期間は来春まで延長されたものの、タカマツペアの逆転は難しい状況に追い込まれていた。

 ◆高橋 礼華(たかはし・あやか)1990年4月19日、奈良・橿原市生まれ。30歳。聖ウルスラ学院英智中・高を経て、09年4月に日本ユニシス入社。ツアー年間王者を決める14年スーパーシリーズファイナルを日本勢で初制覇。五輪は16年リオ大会で初出場し、金メダル獲得。日本一を決める全日本総合選手権も5度制した。165センチ、60キロ。妹の沙也加(28)はシングルス日本代表。報知新聞社