引用元:時事通信
2016年リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルスで日本勢初の金メダルに輝いた高橋礼華(30)=日本ユニシス=が19日、オンラインで記者会見し、現役引退を表明した。東京五輪が来夏へ延期され、「あと1年、自分の気持ちと体が持つのかなという気持ちもあった」と声を詰まらせながら説明。「やり残したことはない。幸せな現役生活だった」と振り返った。
引退後については「若い世代に、メダリストだから伝えられることを伝えたい」と語った。
高橋礼は「タカマツ」ペアを組む松友美佐紀(28)=日本ユニシス=に6月に引退の意向を伝達。高校時代からのパートナーに対し、「五輪で一番いい成績が取れるところまで来られるとは思わなかった。感謝の気持ちでいっぱい」と思いを口にした。今後は混合ダブルスを軸に現役を続ける松友も同席し、「先輩とでなければ、ここまでやってくることはできなかった」とねぎらった。
バドミントンのワールドツアーは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月中旬から中断。タカマツペアの世界ランキングは日本勢3番手で、東京五輪出場は厳しい状況だった。