タカマツの高橋礼が引退表明「あと1年は厳しい」

引用元:産経新聞
タカマツの高橋礼が引退表明「あと1年は厳しい」

 バドミントン女子ダブルスで2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が19日、オンラインで記者会見し、高橋礼は今月末での引退、松友は現役続行を表明した。

 高橋礼は、ときおり涙で声を詰まらせ、東京五輪延期が決断に影響したことなどを説明。「自分の気持ちと体が持つのかなという気持ちがあった。あと1年は厳しいと思った」と明かした。今後は、若い世代に自身の経験を伝えることなどに携わりたいとした。

 松友は混合ダブルスを中心に競技を続ける意向を示した。「1年1年が勝負になると思う。世界選手権で結果を残せるように頑張っていきたい」と語った。

 「タカマツ」と親しまれてきた2人は、五輪切符2枚を懸けた日本勢の争いで3番手にとどまり、出場が厳しくなっていた。

 高橋礼と1学年下の松友は宮城・聖ウルスラ学院英智高時代にペアを結成。14年に現行のランキング制度で全種目を通じ日本勢初の世界1位となり、リオ五輪では日本バドミントン界初の金メダルに輝いた。