「日常生活全てがなぎなたに生きてくる」 神山友香が高校生に伝えた“基本”の大切さ

引用元:THE ANSWER
「日常生活全てがなぎなたに生きてくる」 神山友香が高校生に伝えた“基本”の大切さ

 なぎなたの神山友香さんが、9月18日に配信された「オンラインエール授業」に登場。「インハイ.tv」と全国高体連が「明日へのエールプロジェクト」の一環として展開する企画に登場した神山さんは、インターハイ中止という経験から前を向く全国のなぎなた部を対象に授業を行い、基本の大切さを説いた。

 神山さんが登場した「オンラインエール授業」はインターハイ実施30競技の部活に励む高校生をトップ選手らが激励し、「いまとこれから」を話し合おうという企画。ボクシングの村田諒太、バドミントンの福島由紀と廣田彩花、バレーボールの大山加奈さん、サッカーの仲川輝人、佐々木則夫さんら、現役、OBのアスリートが各部活の生徒たちを対象に講師を務めてきた。

 第31回に登場したのは、なぎなたの強豪校、熊本県立熊本西高校出身の神山友香さん。高校時代、インターハイ、国体で団体、個人優勝の成績を残し、大学卒業後、地元、熊本県内の高校の教員となった神山さん。現在、教員を務めながら、全国高体連なぎなた専門部九州ブロック常任委員として、後進の育成や競技の発展に尽力する。

 授業は神山さんの高校時代の思い出からスタート。なぎなたをしていた保育士の先生に声をかけられ、なんと4歳からなぎなたを始めたという。

 高校時代に抱いていた目標はインターハイと国体、この2つの大きな大会で優勝すること。「高校時代を振り返ると、一心不乱になぎなたを中心とした生活でした。人間は平等に1日24時間しかないので、いかに時間をなぎなたに費やすか。朝はランニング後、学校で朝練を行い、授業に集中。放課後の部活動後も、家でストレッチや筋トレをし、栄養も睡眠もしっかりとって、翌日を迎えた。なぎなたありきの考え方で生活をしていました」。

「将来は教員になりたい」。高校時代、神山さんは次なる目標を定めた。進路選択の際は教員免許の取得を第一に考え、大学を選び、進学。大学になぎなた部はなかったが、競技は道場で継続し、インカレには学長の許可を得て、出場していたという。

 競技を通して培ったものは、大人になった今、どう生きているのか?

「なぎなたをとおして礼儀作法、そして忍耐力などの精神面を非常に培うことが出来ました。現在、競技の第一線にいるわけではありませんが、そういったなぎなたで培ったものに、社会に出てからも非常に救われています」次ページは:授業中や登校中も「丹田」を意識すること

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