【石川】遊学館が2戦連続のコールド勝利 間野ツインズが攻守で奮闘「2人で一緒に甲子園へ行きたい」

引用元:スポーツ報知
【石川】遊学館が2戦連続のコールド勝利 間野ツインズが攻守で奮闘「2人で一緒に甲子園へ行きたい」

◆秋季高校野球石川県大会 ▽2回戦 遊学館18-2羽咋=5回コールド=(20日、石川県立)

 遊学館が18―2で羽咋を圧倒し、2試合連続のコールド勝利で16強入りした。勝利に大きく貢献したのが、初のスタメン揃い踏みとなった間野ツインズだ。兄の2番・間野勇翔中堅手(はやと、2年)が2安打2打点1盗塁の活躍を見せると、弟の7番・温翔二塁手(はると、2年)は2四球1打点に加えて好守も披露。勇翔は「2人で出場するのは目標だったのでうれしい。強くバットを振れました」と笑顔で振り返った。

 幼い頃から一緒に練習し、家の前でバドミントンの羽根を打ったり、グラウンドではノックや素振りを行ってきた。温翔は「兄のノックを何度も受けて、守備がうまくなった」と感謝する。中学時代も共に小松加賀リトルシニアに所属し、温翔は1番・二塁手、勇翔は4番・捕手として北信越大会で優勝。全日本中学野球選手権ジャイアンツカップにも出場した。中学卒業を前に志望校は分かれたが「2人で一緒に甲子園に行きたい」と強豪の遊学館に揃って進学した。

 身長は166センチと全く同じ。勇翔は「弟の守備は速くて正確」と話せば、温翔は「兄は肩がめっちゃ強くて、フルスイングできる」と評価。お互いに認め合う二人が、チームを勝利に導く。

    (中田 康博)報知新聞社