桃田賢斗、光ったメンタルコントロール「緊張のとらえ方が大事」 2連覇へ初戦快勝発進…

引用元:スポーツ報知
桃田賢斗、光ったメンタルコントロール「緊張のとらえ方が大事」 2連覇へ初戦快勝発進…

◆バドミントン 全日本総合選手権 第2日(27日、東京・駒沢体育館)

 男子シングルス1回戦で、2連覇を目指す桃田賢斗(NTT東日本)は、藤井湧也(宇部興産)を21―14、21―6で下し、2回戦進出を決めた。

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 「全日本総合の初戦は、何回やっても緊張する」。1ゲーム目は動きに硬さも見られたが、2ゲーム目は相手を圧倒した。「脚を運んでしっかりと動けた。1ゲーム目をとってからは、自分のプレーを出して、楽しくやれた」と胸を張った。

 世界ランク1位、世界選手権2連覇。勝って当たり前のプレッシャーも、力に変える強さがある。「プレッシャーのとらえ方が大事。期待や応援を背負うから緊張する。今年(国際大会で)10回優勝して、ここで負けるわけにいかないと思うから緊張する。積み上げたものがあるからこそ、緊張する。優越感じゃないけど、自分しか感じることができないという風に、プラスに変えればいい」と考えている。

 ツアー年間成績上位によるツアーファイナル(12月、中国・広州)の出場も決まったが、今大会はあくまで今大会。「この試合を取りに来ている。1球1球、勝ちにこだわってやりたい」と力を込めた。国内のファンにとっては、トップ選手を間近に見られる貴重な場。「びっくりするような、会場が驚くようなショットをもっと見せたい」と世界王者は約束した。 報知新聞社