奥原希望「覚悟、思いを皆さんに感じ取ってもらいたい」 4年ぶり日本一へ初戦快勝発進

引用元:スポーツ報知
奥原希望「覚悟、思いを皆さんに感じ取ってもらいたい」 4年ぶり日本一へ初戦快勝発進

◆バドミントン 全日本総合選手権 第2日(27日、東京・駒沢体育館)

 女子シングルス1回戦で、4大会ぶりの優勝を目指す奥原希望(太陽ホールディングス)は明地七海(北都銀行)を21―11、21―9で下し、2回戦進出を決めた。

 2年前の2017年大会、右膝を痛めて1回戦を途中棄権した試合と、同じ顔合わせの一戦。「その時の分までラリーできればと思った。要所要所ではギリギリの球だったけど、その中でもディフェンスは崩れなかった」と試合内容を評価した。

 今年からプロ転向を決断。メインスポンサーの太陽ホールディングスのユニホームで全日本総合を戦うのは、今大会が初めてだ。普段のツアー大会も日本代表のユニホームで転戦するため「中々背負える機会はない。いつもにない刺激をエネルギーにしたい」。食事面でも、朝晩に味の素が展開する「勝ち飯」のサポートを受け、万全の態勢で日本タイトル奪還に臨んでいる。

 東京五輪争いのポイントレースでも、日本勢1番手の2位を快走。ツアー年間成績上位によるワールドツアーファイナル(12月、中国・広州)の出場も決まった。「東京への思いも高まっている。桃田選手も言っていたけど、エースというのは、この大会のタイトルは譲れない。気持ちを新たにスタートしたこの1年の覚悟、思いを皆さんに感じ取ってもらいたい」。4年ぶりの日本一が、何よりのメッセージになる。 報知新聞社