身近なヒーローは「松岡修造さん」と錦織 [国内テニス]

身近なヒーローは「松岡修造さん」と錦織 [国内テニス]

 株式会社LIXIL(リクシル)は11月27日(水)、都内で「東京2020パラリンピック聖火ランナー募集」記者発表会を行い、同社公式アンバサダーの錦織圭(日清食品)やパラ陸上競技選手の佐藤圭太、リクシル社員でパラバドミントン選手の長島理がゲストとして出席した。

2019年海外ツアー日本人選手:錦織圭|PHOTOアルバム

 年初めにブリスベン国際で3年ぶりのツアー優勝を果たすなど好スタートを切ったが、シーズン半ばから右肘のケガに苦しむなど、錦織にとって2019年は「いろいろあった一年」だった。10月末に右肘の手術を行い、今はリハビリの日々を過ごしているが、「このリハビリ期間を意味のある期間にして、また来年も頑張りたい」とすでに来季へと気持ちを切り替えている。

 もちろん見据える先は東京五輪。北京、ロンドン、リオデジャネイロと3大会連続で出場を果たすが、自国開催への想いは強い。「(来年は)オリンピックが一番の目標。そこに向けていい準備をしたい。スポーツ選手だけでなく、ぜひみなさんと(ともに大会を)盛り上げていければ」と大会の成功を願った。

 この記者発表会には錦織と佐藤、長島とともに、LIXIL代表取締役会長の瀬戸欣哉氏も登壇。4者と司会者によるトークセッションも行われた。そこで「身近なヒーロー」をテーマに回答を求められた錦織は、松岡修造氏の名を挙げた。

 会見場がどっと沸くと、「笑うところじゃないです」と笑いながら鋭く切り返す場面も。「世界を目指すきっかけが修造さんの教えだった。自分にとってもほかの人にとっても、ヒーローなのかなと思う」と補足した。