永原、松本組が世界4位高橋、松友組を下し初決勝へ

引用元:日刊スポーツ
永原、松本組が世界4位高橋、松友組を下し初決勝へ

<バドミントン:全日本総合選手権>◇第5日◇30日◇東京・駒沢体育館◇女子ダブルス準決勝ほか

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初優勝を狙う世界ランキング3位の永原和可那(23)、松本麻佑(24=北都銀行)組が、3年ぶり6度目の優勝を狙う世界ランキング4位の高橋礼華(29)、松友美佐紀(27=日本ユニシス)組に21-11、22-20のストレートで下し、初の決勝に進出した。

なかなか超えられなかった準決勝の壁を3回目でやっと越えた。松本は「入る前は緊張していたけど、自分たちらしい試合ができた」とホッとした表情で語った。決勝は同2位の福島、広田組と対決する。

第1ゲームは中盤以降、松本の高い位置からの強打がさく裂。14-11から7連続得点で奪った。第2ゲームは最大5点あった差を終盤に追い上げ、19-20からは松本がこれでもかと相手コートに連続でスマッシュを打ち込み、力でねじ伏せてジュースに持ち込み、そのまま勝利した。

世界選手権金のナガマツペアが、リオ・オリンピック(五輪)金のタカマツペアを下して初優勝に王手をかけた。東京五輪を集大成と捉えるタカマツペアとは、全日本総合での対決はこれが最後になる可能性が高い。リオ五輪直前の合宿で一緒に練習し、その後タカマツペアが金メダルを獲得したことで自分たちのはっきりとした目標ができた。永原は「2年前に準決勝で対戦したときに、負けた時の試合が印象深い。自分たちは2人を目指してやってきたので」と話した。松本も「手の届かなかった2人。合宿でずっと一緒にやってきて、それがこの試合につながった」と頼れる先輩に感謝した。