ナガマツ タカマツ撃破で初決勝 鬼門突破に「ここを突破できてうれしい」

ナガマツ タカマツ撃破で初決勝 鬼門突破に「ここを突破できてうれしい」

 ◇バドミントン全日本総合第5日(2019年11月30日 東京・駒沢体育館)

 女子ダブルス準決勝が行われ、世界ランク3位の永原和可那(23)、松本麻佑(24)組(北都銀行)が、同4位で16年リオ五輪金メダルの高橋礼華(29)、松友美佐紀(27)組(日本ユニシス)を2―0(21―11、22―20)で下し、初の決勝進出を決めた。

 高さが武器のナガマツペアが、角度のあるパワーショットを軸にタカマツペアを圧倒した。第1ゲームは14―11から7連続得点で勝ち取ると、第2ゲーム終盤、18―20から猛打で4連続得点。一気に逆転した。

 ナガマツにとって準決勝は鬼門。昨年はフクヒロ、2年前はタカマツに敗れ、ベスト4の壁を越えることができなかった。永原は「自分たちらしい試合ができた。ここを突破できてうれしい」と笑顔。目標だったタカマツをストレートで下し、「トップで戦ってきた2人に勝てたのは大きな意味だと思う」と松本も満足げな表情を浮かべた。

 12月1日の決勝では、大会3連覇を狙うフクヒロと対決する。初舞台を前に永原は「きょうみたいに自分たちの形を見つけながら、2人で楽しみたいと思う」と、松本とアイコンタクトを交わした。