ナガマツペアが初優勝「やっと手にすることが」

引用元:日刊スポーツ
ナガマツペアが初優勝「やっと手にすることが」

<バドミントン:全日本総合選手権>◇最終日◇1日◇東京・駒沢体育館◇女子ダブルス決勝ほか

【写真】女子ダブルスで優勝し感極まる、松本麻佑

女子ダブルスで、世界選手権2連覇中の永原和可那(23)、松本麻佑(24=ともに北都銀行)組が初優勝を成し遂げた。全日本3連覇を狙った福島由紀(26)、広田彩花(25=アメリカンベイプ岐阜)組に10-21、21-15、21-8のフルゲームで逆転勝ちした。

最後、マッチポイントで松本のショットが決まると、2人は歓喜の声で抱き合った。「2ゲーム目からは、自分たちの力を出し切ることに集中した」(永原)。松本は「やっと手にすることができた」と涙を見せた。

世界女王が、全日本ではどうしても勝てない。それどころか、決勝に進んだのも初めてで、「1ゲーム目は緊張で(相手に)打たれ放題だった」(永原)。しかし、2ゲーム目から「単調にならず、スピードを上げて、相手を前に来させないようにした」(松本)ことで、流れを引き寄せた。

「日本のタイトルがなくて、もどかしい思いだった」(永原)。しかし、世界を制した後に、世界でも激戦の日本国内も制し、20年東京オリンピックまで、“ナガマツ”に、もう死角はない。