気合いみなぎる桃田賢斗「ヘイヘイヘイヘイ!」 世界15位圧倒でV2

引用元:スポーツ報知
気合いみなぎる桃田賢斗「ヘイヘイヘイヘイ!」 世界15位圧倒でV2

◆バドミントン 全日本総合選手権 最終日(1日、東京・駒沢体育館)

 男子シングルス決勝で、世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)が、同15位の西本拳太(トナミ運輸)を21―14、21―12で下し、2連覇を果たした。

 第2ゲームの19―12。西本のショットがアウトとなって2連覇に王手をかけると、桃田は「ヘイヘイヘイヘイ!」とあおった。次の1点で決める。会場の期待感が高まる中、ストレートにスマッシュを沈めてど派手にガッツポーズした。「最後、いいところにスマッシュが決まってくれてうれしかったです。ありがとうございました」と頭を下げた。

 「彼(西本)との試合は、絶対に負けないという気持ちがわいてくる」。第1ゲームは競り合う展開から、思い切りのよい強打と反応の良いショットで突き放した。第2ゲームは、ネット際へ落とす高精度の球で流れをつくった。レシーブで抜群の対応を見せ、会場をどよめかせることも。日本タイトルをつかむため、世界1位の技を惜しみなく出し切った。

 世界ランクは昨年9月から1位をキープ。今季国際大会では10勝を上げるなど、20年東京五輪へ理想的な成長曲線を描いている。今月中旬には、年間成績上位によるツアーファイナル(11~15日、中国・広州)が控える。五輪で恩返しの金メダルを手にするまで、何度勝ち続けても満足することはない。 報知新聞社