渡辺勇大が混合と男子のダブルス2冠「狙っていた」

引用元:スポーツ報知
渡辺勇大が混合と男子のダブルス2冠「狙っていた」

◆バドミントン 全日本総合選手権 最終日(1日、東京・駒沢体育館)

 男子ダブルス決勝で、遠藤大由・渡辺勇大組(日本ユニシス)は園田啓悟・嘉村健士(トナミ運輸)組を11―21、21―18、21―8で逆転勝利。昨年の雪辱を果たし、2度目の栄冠に輝いた。

 遠藤は「一方的に攻撃されて防げなかった」と相手ペアのショットのキレに苦戦して第1ゲームを落とした。それでも、渡辺は「ディフェンスからリズムを作れた」と第2ゲーム以降は、相手ペアの雄たけび交じりの連続強打を何度も跳ね返し、流れを引き寄せた。「劣勢の場面でも諦めずに一本一本食らいついていった結果」と手応えをつかんだ。

 この日、渡辺は東野有紗(23)=日本ユニシス=との混合ダブルス決勝も制しており、2年ぶり2度目の2冠達成。「狙っていた。最後の力を振り絞って2冠を取れた」と声を弾ませた。

 今後はツアーファイナル(11~15日、中国・広州)が控える。五輪選考レースのポイントが高く、重要な大会。渡辺は男子複と混合の2種目に出場予定だ。「(2種目での五輪)出場権獲得を第一に、新たな気持ちで頑張りたい」と全日本総合2冠を弾みにする。 報知新聞社