“二刀流”渡辺、2年ぶりの“2冠”達成 2種目で五輪出場狙う

 ◇バドミントン 全日本総合選手権最終日(2019年12月1日 東京・駒沢体育館)

 “二刀流”を貫く渡辺が2年ぶりに2冠を達成した。世界選手権銅メダルを獲得した東野との混合ダブルスは貫禄の3連覇。遠藤との男子ダブルスでは園田、嘉村組と最終ゲームまでもつれたが、息の上がった園田を狙って逆転勝利。2度目の頂点に立った。

 2種目で五輪出場を狙う渡辺は「東京五輪でも両方一番を狙う」と決意を新たにした。

 ▽バドミントン東京五輪への道 今年の4月29日から20年4月26日の選考レースを経て20年4月28日発表の世界ランクで決まる。世界選手権や世界ツアーなどの成績を基に加算されたポイントで争う。出場数はシングルス38人、ダブルス16組32人。各種目で1カ国・地域の上限2枠を確保するにはシングルス上位16位に2人以上、ダブルスでは上位8位に2組以上が条件。全日本総合選手権はレース対象外の国内大会。