苦境乗り越え王座死守 トナミ運輸、地元でV―バドミントンS/Jリーグ

引用元:時事通信
苦境乗り越え王座死守 トナミ運輸、地元でV―バドミントンS/Jリーグ

 男子決勝第3試合のダブルス。世界ランキング3位の園田、嘉村組が斎藤、古賀組を振り切り、トナミ運輸が王座を守った。「高岡で4連覇を見せられてうれしい」と園田。地元の期待に応えた喜びがチームにあふれた。

 ダブルスの日本代表、小林が脇腹を痛めて離脱。主将の嘉村は右肩痛を抱えるなど、チーム状況は万全ではなかった。本来はシングルスの常山が保木と組んで第1試合で貴重な白星。シングルスの西本は桃田に敗れたが、園田、嘉村組が得意の低いラリー展開に持ち込んで勝利をつかんだ。

 嘉村は座薬やテーピングを施して強行出場し、「自分が決めてやるという気持ち。トナミ運輸の強さを改めて見せることができた」。苦境をはね返した優勝を誇った。

 年間活動期間が250日以上にも及ぶ日本代表の選手を多く抱え、過密日程を強いられながらもタイトルを死守。嘉村は「どこにも渡したくない。ずっと優勝できるように頑張りたい」と執着心をのぞかせ、「波に乗って1月から頑張りたい」と東京五輪代表入りを懸けるレースに目を向けた。