桃田賢斗、不祥事からの再起と世界1位の強さの源を語る…日本テレビ系列「news zero」に出演

引用元:スポーツ報知
桃田賢斗、不祥事からの再起と世界1位の強さの源を語る…日本テレビ系列「news zero」に出演

 バドミントンの男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(25)=NTT東日本=が10日深夜、日本テレビ系列「news zero」に出演。有働由美子アナウンサーのインタビューを受け、4年前の違法賭博問題を振り返った。

 桃田は当時世界ランク2位だった2016年4月に違法賭博問題が発覚し、出場確実だった同年のリオデジャネイロ五輪出場をふいにした。「アスリートとして、周りの人への感謝だったりがすごい欠けていた。環境を与えてもらえるのが当たり前で、自分のことしか考えられていない心の弱さがあった。NTT東日本バドミントン部として、バドミントンを続けることはできないと思っていた。自分を残してくれたことには感謝しているり、毎日自分ができることは全てやろうと思った」。

 NTT東日本の社業も経験し、処分が解けた17年5月に実戦復帰。「今までは走るとかきつい練習はとにかく嫌いだったけど、そういうところから逃げていくのが自分の弱さだと思った。業務をやって、NTT東日本がどういう仕事をしているのかも知らなかった。その姿勢が変わったのが一番大きい部分。簡単に負けるわけにもいかないし、しっかり責任を果たそうと思う気持ちの強さは、自分のことしか考えられない選手よりは、はるかに強い」と自らの現状を見つめている。

 18年からは、日本代表にも復帰。18、19年世界選手権で2連覇を飾り、18年9月から世界ランク1位の座を守っている。初出場を確実にしている20年東京五輪本大会でも金メダルの最有力候補だ。「(自国開催は)追い風であることは間違いない。成長した自分をコートの中で表現できたらいいなと思う」と思いを新たにしていた。

 桃田は現在、2020年初戦のマレーシア・マスターズに参戦中。順当に準決勝(11日)進出を決めている。 報知新聞社