骨折判明の桃田賢斗 4日から練習再開も「シャトルが二重に見える」【事故後の経過】

骨折判明の桃田賢斗 4日から練習再開も「シャトルが二重に見える」【事故後の経過】

 1月に遠征先のマレーシア・クアラルンプールで交通事故に巻き込まれ負傷したバドミントン世界王者の桃田賢斗(25)=NTT東日本=が右眼の眼窩底骨折により手術を受けたことが8日、分かった。所属先が発表した。桃田は事故後、マレーシアの病院と、帰国後日本の病院で精密検査を受け、顎部、眉間部、唇という3箇所の裂傷と、全身打撲で、それ以外については異常なしと診断されていた。しかし、3月の全英オープンでの復帰を目指し、2月3日から日本代表合宿に参加した中で、体の不調を訴え、再び精密検査を受けたところ、右眼眼窩底骨折と診断された。8日に手術を受け、無事終了したが、全治3カ月という。

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 事故からの桃田の経過は次の通り。

 1月13日 優勝したマレーシアオープンからの帰国のため、空港に向かう高速道路上で、乗っていたワゴンがトラックに追突。運転手が死亡した凄惨な事故の中、2列目の乗車していた桃田も顔に複数の裂傷などを負い、クアラルンプール近郊の病院に搬送された。駆けつけた朴ヘッドコーチに「僕はまだバドミントンができますか?」と尋ねる。

 1月14日 現地の病院での精密検査の結果、顎部、眉間部、唇という3箇所の裂傷と、全身打撲と診断。帰国の許可が出る。

 1月15日 現地の病院を退院し、成田空港に帰国。額などに傷跡が残っていたが、しっかりとした足取りでロビーに姿を見せ、そのまま都内の病院に検査入院した。

 1月17日 精密検査の結果、マレーシアで診断された顔面3カ所の裂傷、全身打撲以外には「身体面に異常なし」と診断される。病院を退院し、静養に入る。「ご心配をお掛けしましたが、幸いにも精密検査でも異常が見当たらず、本日退院することになりました。心身の回復に努め、一日も早く元気なプレーをお見せし、皆様に恩返しをしていきたい」と、コメントを発表した。

 1月31日 日本協会が桃田が2月3日からの代表合宿に参加し、練習を再開すると発表。

 2月3日 日本代表合宿のため、味の素ナショナルトレーニングセンターに姿を見せる。

 2月4日 NTT東日本広報によると、練習を再開するも、「シャトルが二重に見える」と、スタッフに訴える。

 2月5日 合宿を離脱

 2月7日 夕方に精密検査を受け、右眼の眼窩底骨折が判明。

 2月8日 緊急手術