バド代表、過酷な50日“渡り鳥”生活へ出発 奥原「初めて」嘉村「重量オーバーに…」

バド代表、過酷な50日“渡り鳥”生活へ出発 奥原「初めて」嘉村「重量オーバーに…」

 11日開幕の全英オープン(バーミンガム)を皮切りに50日ほどの海外転戦を余儀なくされるバドミントン日本代表が6日、羽田空港から出発した。普段から海外遠征が多い同代表だが、今回は異例となる2カ月で5大会をこなすハード遠征。女子シングルス世界ランク4位の奥原希望(太陽ホールディングス)は「(長期遠征は)初めて。準備が凄く難しかった」と話し、男子ダブルス同4位の園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)の嘉村も「(荷物が)重量オーバーになりそう」と苦笑いだった。

 日本協会は4日に日本代表派遣日程見直しを発表。新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本旅券保持者の入国制限や隔離措置などの対応を行う国・地域が今後も増大することを懸念し、全英オープン後は英国やマレーシアで海外合宿を行い、日本に帰国せずに大会開催国へ派遣することになった。4月27日に終了するアジア選手権(フィリピン)まで50日ほどの旅程。全英オープン後は英国のナショナル・トレーニング・センターの施設で合宿予定で、その後は今月24日開幕のインドオープン(ニューデリー)出場組とマレーシア合宿組に分かれる。