バド代表、コロナで2カ月帰国させず 選手は一苦労

バド代表、コロナで2カ月帰国させず 選手は一苦労

 11日開幕のバドミントン全英オープンに臨む日本代表が8日、羽田空港を出発した。日本協会は、新型コロナウイルスの影響で、代表チームを大会後も帰国させず、4月末まで約50日間、海外で過ごさせることを決定。前例のない長期遠征に、選手たちも準備に一苦労だ。

【写真】段ボールなどを持ち出国する山口茜(中央)=羽田空港

 「いろいろ余分にもって来すぎて……。重量オーバーになりそうでした」

 報道陣の取材に応じた男子ダブルスの嘉村健士(トナミ運輸)は苦笑いした。海外での食事に気を使い、レトルト食品や鍋のもとなどを多めに準備したという。海外遠征が多い選手たちも3週間程度の滞在なら慣れているが、2カ月近くの長期間は初めての経験だ。 朝日新聞社