桃田、初の五輪代表確実に　ランキング16位以内が確定―バドミントン

　【広州（中国）時事】バドミントン男子シングルスで世界ランキング1位の桃田賢斗（25）＝NTT東日本＝が、東京五輪の出場権獲得を確実にしたことが11日分かった。初の五輪代表となる。

　バドミントンの五輪代表は、2019年4月末から1年間の大会で獲得した世界ランキングポイントで決定する。桃田は期間内に格付けの高い世界選手権（8月）を制するなど、2位以下を大きく引き離す8万9568ポイントを獲得。出場中のファイナルでもさらに加算される見込みで、来年4月までの大会で他の選手が好成績を収めても、代表入りに必要なランキング16位以内と1カ国・地域が出場できる2枠以内の確保が決定的になった。

　香川県出身の桃田は16年4月に発覚した違法賭博問題により無期限の出場停止処分を受け、同年のリオデジャネイロ五輪出場を逃した。17年5月に復帰後は18年の世界選手権で初優勝を遂げ、昨年9月から世界ランキング1位の座を保っている。