桃田賢斗、宿敵撃破で4年ぶりファイナル制覇 1時間27分のフルゲーム死闘制す

引用元:スポーツ報知
桃田賢斗、宿敵撃破で4年ぶりファイナル制覇 1時間27分のフルゲーム死闘制す

◆バドミントン ワールドツアーファイナル 最終日(15日、中国・広州)

 男子シングルス決勝で、世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)は同8位のアンソニーシニスカ・ギンティン(インドネシア)に17―21、21―17、21―14で勝利し、前身のスーパーシリーズファイナル以来、4年ぶりの優勝を飾った。

 第1ゲームは相手の思いきりのよいスマッシュに押され、桃田の決定打がわずかにコートを外れる場面も目立った。第2ゲームは中盤まで激しく競り合う展開。15―15から4連続得点で流れを引き寄せ、最終ゲームに持ち込んだ。最終ゲーム序盤は劣勢だったが、5―12から7連続得点で一気に同点とし、世界ランク1位の底力を示した。

 ギンティンは過去10勝4敗と分が良いが、うち7勝がフルゲームの末の勝利。スピードを上げた攻撃は迫力があり、ネット際の精度も高い。「簡単に負けることはあっても、簡単に勝つことはない相手」と警戒するライバルだ。東京五輪の金メダルへ、大舞台の決勝で宿敵を破ったことは大きな糧になる。 報知新聞社