東京パラリンピック開幕(8月25日)まで200日となった7日、日本パラリンピック委員会(JPC)は大会での金メダル獲得目標を20個に設定したと発表した。
JPCは前回の2016年リオデジャネイロ大会で「金メダル10個」を目標に掲げたが、夏季大会では史上初の金メダルゼロに終わった。東京大会に向けて、当初は金メダル獲得数を「国・地域別で7位」と設定。18年世界選手権で初優勝した車いすラグビー、19年の世界選手権で金メダル計7個を獲得した競泳、陸上、バドミントンといった有力競技の直近の成績から具体的な目標数を算出した。
日本は「パラリンピック」が大会の正式名称になった1988年ソウル大会以降、04年アテネ大会までおおむね10個以上の金メダルを獲得してきたが、パラスポーツ強化に乗り出した新興国の台頭により08年北京、12年ロンドンはともに金メダル5個、リオではゼロと苦戦が続いている。【岩壁峻】
◇夏季パラリンピックでの日本のメダル獲得数
大会 金 銀 銅
1988年ソウル 17 12 17⑭
92年バルセロナ 8 7 15⑯
96年アトランタ 14 10 13⑩
2000年シドニー 13 17 11⑫
04年アテネ 17 15 20⑩
08年北京 5 14 8⑰
12年ロンドン 5 5 6㉔
16年リオデジャネイロ 0 10 14(64)
※丸数字は国・地域別のメダル獲得ランキング
東京パラリンピック 日本のメダル目標「金20個」 リオではゼロ
引用元:毎日新聞