山口、五輪確実も平常心 13日の試合「より良い試合を」/バドミントン

 バドミントン・全英オープン第2日(12日、英国・バーミンガム)女子シングルスで、世界ランキング4位の奥原希望(25)=太陽ホールディングス、同3位の山口茜(22)=再春館製薬所=が、それぞれストレート勝ちで準々決勝進出を決めた。

 山口は五輪切符を引き寄せても普段と変わらず平常心を保っていた。

 「個人的には五輪が全てでやってきた人間ではない。うれしいはうれしいけど、とりあえず明日(13日)の試合でより良い試合をしたい」

 高橋沙也加(日本ユニシス)との日本勢対決をあっさりと制した。相手のミスにも助けられて第1ゲームは21-13。第2ゲームも21-15で奪った。昨年4月下旬に始まった1年間の「五輪レース」。序盤戦だった7月に2週連続優勝を飾った後は腰や右ふくらはぎのけがに苦しみ、1月のタイ・マスターズを制して復調の兆しを見せた。

 リオデジャネイロ五輪は奥原に敗れて8強止まり。「4年分の経験は積んできている」。成長した姿を東京のコートで披露する。