バド「フクヒロ」が移籍 所属チームが経営破綻

バド「フクヒロ」が移籍 所属チームが経営破綻

 バドミントンの女子ダブルスで東京五輪代表を確実にしている福島由紀・広田彩花ペア組(ともに熊本県出身)が4日、アメリカンベイプ岐阜から「丸杉Bluvic(ブルビック)」への移籍をオンラインで発表した。アメリカンベイプ岐阜に所属していた選手、指導者の計16人が移籍する。

【画像】広田彩花のタイムライン

 チームを運営する丸杉の杉山忠国社長によると、4月に前所属のアメリカンベイプが経営破綻して選手、スタッフへの給与未払いなどが発生。今井彰宏監督らから相談を受けたという。岐阜市内を拠点とする丸杉は実業団のS/Jリーグ2部に所属するチームを持つが、「丸杉Bluvic」は活動を別とし、1部に参戦する。契約期間は東京五輪後の2021年12月末までの予定。

 福島・広田組は3月の全英オープンを制するなど、1年延期が決まった東京五輪でも金メダル候補に挙げられている。ラグビー元日本代表の山田章仁(NTTコミュニケーションズ)が司会を務めた入団会見で福島は「岐阜の丸杉から東京五輪の金メダルを目指して再スタートしたい」、広田は「来年開催されるか不安もあるけど、丸杉という新しい環境の中でこれから頑張っていきたい」と意気込んだ。